野菜の育て方
落花生の栽培
落花生栽培
収穫までの期間が少し長いものの、それほど難しくなく栽培することができる落花生。自分で育てた味は格別です!
落花生栽培 メニュー
落花生栽培について
落花生は一年草の豆類です。原産は南アメリカと言われています。中国を通じて日本に入ってきたのは江戸時代初期で、古くから親しまれています。他の豆類と違って育ち方が珍しく、地上のツルを土の中に伸ばし、その先に落花生を付けます。「落花生」という名前はそこから来ていて、その様子が栽培中の見どころでもあります。
落花生栽培のポイント
土の管理
地上で育った子房柄(しぼうへい:ツル)が土の中に入っていくため、土の状態に気を付けます。
多湿に気を付ける
落花生は多湿が苦手です。多湿が原因で病気になることも。
肥料は少なめに
落花生は豆類。根粒菌の働きがあるので、肥料の与えすぎ注意。
土の管理
落花生の特性上、花が咲き始めたら中耕(ちゅうこう)を行う必要があります。中耕とは、土を耕すこと。子房柄が地中に入りやすいよう、土をふんわりさせる作業の事を言います。中耕は後述する「追肥のタイミング」と一緒に行うのがベストです。
多湿に気を付ける
落花生は多湿が苦手なので、全体的に水は少なめでOK。土も粘土のあるものは避けましょう。市販の野菜用の土であれば問題ありません。
肥料は少なめに
落花生のような豆類は特殊で、根の部分に「根粒菌」と言う菌が寄生しており、そこから窒素をもらっています。そのため肥料をたくさん与えなくてもよく育ちます。逆に与えすぎに注意しましょう。
落花生栽培1:栽培の準備と種まき
用意するもの
- 落花生の種
- プランター(幅60cm~)or植木鉢(10号~)深型の物
- 鉢底石
- 野菜用の培養土(元肥入り)
- 化学肥料(追肥用)
- 不織布
STEP1:種まきの下準備
スーパーで売っている食用の落花生は火が通してあるため、芽は出ません。栽培用として売っている落花生を手に入れましょう。種をまく前に殻から出し、一晩水につけておくと発芽率が良くなります。
STEP2:プランター(植木鉢)の準備をする
60cmプランターの場合はふた株育てることができます。(10号鉢はひと株)プランターに鉢底石を敷いて水はけを良くし、野菜用の土を8分目くらいまで入れます。そして直径約5cm、深さ約2cmほどの穴を開けてください。穴どうしの距離は25cm~30cmほど。
STEP3:種をまき、不織布をかける
STEP2で開けた穴に種を2粒入れましょう。このときに種同士が重ならないようにしてください。その後土をかぶせ、軽く押さえます。豆類は鳥に食べられやすいので、ここから芽が出るまでプランターに不織布をかけると安心です。
STEP4:水やり
まずはたっぷり水を。土が乾くたびに与え、順調に育てば10日~14日前後で発芽します。
落花生栽培2:間引き
間引きを行い一本立てにする
本葉が2~3枚くらいに成長した頃、一つの穴から2本とも芽が出ている場合は、成育の悪い方を抜いてしまいましょう。もったいない気もしますが、一つを大切に育てたほうがおいしい落花生をよりたくさん収穫することができます。
落花生栽培3:日光・水やり・肥料
日当たりの良い場所を好む
落花生は温かく日当たりがよい場所を好みます。たっぷり日光を浴びさせましょう。
水やりは土が乾いたら
水やりは土が乾いたら与えるのが基本です。土の様子を触って確かめます。
追肥は花の咲き始めてから
根粒菌の働きがあり窒素を作り出すことができるので、追肥のしすぎに注意。あまり多く与えるとツルぼけと言って、葉やツルばかり伸びて実がならない状態になることもあります。追肥は花が咲くまでは必要ありません。
落花生栽培4:開花~実の成長期
STEP1:夏に開花!肥料を与える
順調に生育できていると7月上旬ごろから黄色くて小さい花が咲きます。落花生の収穫に備え、ここではじめて追肥をします。窒素の含量が少ない肥料がおすすめ。
STEP2:中耕&土寄せをして成長を促す
肥料を与えたら、今度は土を耕します。水などで固くなった土の表面をシャベルなどで耕します。こうすることで子房柄が土中に入りやすくなり、収穫量が増えるとされています。
STEP3:子房柄(ツル)が地中に伸びていく
花が咲いてから2~3日後になると、根本付近にいよいよ子房柄が伸びてきます。この頃からは月に一度のタイミングで追肥を行い、その都度土寄せをするようにしましょう。
落花生栽培5:収穫について
10月初旬ごろから収穫どき
10月初旬~中旬くらいになると、苗全体が枯れてきて黄ばみます。ここまできたらようやく収穫!少しだけ土を掘って「さや」を確認し、網目が付いていたら株ごと収穫しましょう。
落花生栽培6:病害虫について
ラッカセイに付く害虫として、下記のような虫があげられます。
- アブラムシ …群れになり植物の汁を吸う。病気のウイルスを持ち込むこと。園芸害虫定番の虫です。
- コガネムシ …真冬を除きいつでも見られる昆虫コガネムシ。新葉を好み、食べられ続けると野菜はやがて生育不良に。
- ヨトウムシ …夜の間に葉を食べる食欲旺盛な蛾の幼虫。被害の小さいうちに対策を。
- ハダニ …葉の汁を吸い、白い斑点をつけます。植物の生育が悪くなることも。
関連コンテンツ
とうもろこしの育て方
夏の収穫が楽しい♪とうもろこしの育て方のご紹介
大葉の栽培
収穫期間たっぷり!いろいろな料理に使用できる大葉の育て方
枝豆の育て方
夏と言えばコレ!鳥や害虫にさえ気を付ければ意外と簡単♪
オクラの育て方
ひとつの苗からたっぷり収穫できるオクラは初心者にも♪
関連商品
「むし恋いこい ウェルカム(デザインプレートシリーズ)」アブラムシなどプランター菜園の害虫駆除に!
\540(税抜 \500)
「むし恋いこい ナチュラルフレーム(ネームプレートシリーズ)」アブラムシなどプランター菜園の害虫駆除に!
\540(税抜 \500)
家庭菜園初心者のアブラムシ駆除に!「むし恋いこい ツタフレーム(ネームプレートシリーズ)」
\540(税抜 \500)
「くまモン(熊本県)」ご当地キャラ くまモンでおしゃれな庭に♪
\540(税抜 \500)
「さがみん(神奈川県相模原市)」ご当地キャラ さがみんでおしゃれな庭に♪
\540(税抜 \500)
むし恋いこいを買う
リンク集
- ■今日
- ■休業日
アブラムシ等駆除のガーデン雑貨「ペタDeco工房(ペタデコ工房)」
営業時間
ご注文受付:24時間受付中
お問合応対:
平日(月~金)8:30-17:30