野菜の育て方
とうもろこし栽培
とうもろこし栽培
とうもろこしの栽培のご紹介です!
とうもろこし栽培 メニュー
とうもろこし栽培について
とうもろこしはイネ科の一年草の野菜です。米、麦に並ぶ三大穀物のひとつで、身体を動かすためのエネルギーである炭水化物を多く含んでいます。背丈が大きいので栽培が難しそうに思えますが、実はプランターでもシンプルな方法で育てることができます。プランターに直播きができるので植え替えなどの心配もなく、日の当たる場所さえ確保できれば初心者の方にもおすすめの野菜のひとつです。
とうもろこし栽培のポイント
間引きを行う
ある程度成長してきたら、養分を分散させすぎないために間引きを行いましょう。数よりも質!
支柱で支える
とうもろこしは背丈の高い野菜です。支柱で支え倒れないようにしましょう。
受粉を成功させる
食べるため受粉は不可欠。うまく受粉できるよう、場合によっては人工授粉を。
間引きを行う
60cmくらいのプランターの場合、最終的に2~3株になるように間引きましょう。たくさん実をならせようと間引きをしないでいると、逆に実の付きがよくなくなったり、葉で混み合って害虫が発生しやすくなったりします。
支柱で支える
とうもろこしは背丈があります。150cm位に伸びることもあるので、強風で倒れやすくなります。ある程度成長してきたら支柱を立てて、安定させましょう。
受粉を成功させる
とうもろこしは、雌花が雄花の花粉を受粉してはじめて実がなります。確実に受粉させるために、手を使って人工的に受粉させるのも一つの方法です。
とうもろこし栽培1:栽培の準備と種まき
用意するもの
- とうもろこしの種
- プランター(深さ30cm以上、幅60cm以上)
- 鉢底石
- 野菜用の培養土(元肥入り)
- 化学肥料(追肥用)
- 園芸用支柱
STEP1:プランターの準備をする
とうもろこしは、種をプランターに直播きして栽培することができるところがお手軽です。直播きの場合、プランターのサイズは横幅60cm以上のものを選びましょう。必ず深さが30cm以上ある深型の物を選んでください。プランターを用意したら、まずは底に鉢底石を敷き詰め、水はけを良くしましょう。その後、用意した野菜用の土をプランターの上側3cm分ほど残して入れていきます。
STEP2:種まき
プランターに土を入たらいよいよ種をまきます。点まきで一か所につき3~4粒の種をまきます。株間は20cmくらいがベストです。60cmプランターで2株、多くても3株くらいが目安。蒔き終えたら種を覆うくらいの土をかけ、たっぷり水をやりましょう。土を乾かさないよう毎日水をやれば、およそ1~2週間で芽が出ます。芽が出てからは毎日ではなく土が乾燥するたびに水をやるようにします。発芽までの間は種が鳥に狙われやすいので注意しましょう。防鳥ネットなどで対策しておくことをおすすめします。
とうもろこし栽培2:間引きとわき芽について
適度に育ったら間引きをする
全ての芽が生えそろい本葉が5~6枚くらいになった頃、一か所につき一株のみになるように間引きをしましょう。一番生育の良いものを残します。その際に、残す株の根を傷つけるとのちの生育に影響するので気を付けます。
わき芽はとらずにそのままで
しばらく育てていくと、茎の隣に新たな芽が生えてきます。これは「わき芽」と呼ばれるものです。例えばトマトなどの野菜だと「わき芽」が育つことで養分が分散されることから摘んでしまうことが多いのですが、とうもろこしの場合は放置することをおすすめします。背が高く倒れやすいので、強風から茎を守る効果があるのと、日光をたっぷり浴びせて光合成を促すためです。
とうもろこし栽培3:日光・水やり・肥料
日当たりの良い場所を好む
とうもろこしは日当たりがよく暖かい環境を好む夏野菜です。そのため、日当たりの良い場所で管理しましょう。
水やりは土が乾いたら
とうもろこしは過湿も乾燥も苦手な野菜です。発芽までの間は土が乾かない程度の頻度で、その後は土が乾く都度にたっぷり与えるようにしてください。一日に少量を何度も与えるよりも、一度にたっぷりあげるのがコツです。
適度な追肥が必要
野菜が栄養不足かそうでないかの判断は、葉を見て行います。黄色がかっていたり色が薄いと栄養が足りていない可能性があります。葉の様子を見ながら2~3週間に一度くらい追肥を行いましょう。追肥を行ったついでに土寄せをして株を安定させましょう。
とうもろこし栽培4:支柱立て
背丈が伸びたら支柱を立てよう
発芽すると夏に向けてどんどん成長します。背が高くなってきたら支柱を立てて安定させましょう。また、たまに土寄せを行って株を支えます。この時は気持ち深めに埋めてOK。
とうもろこし栽培5:受粉について
とうもろこしの受粉方法
栽培中盤になると茎の先端が穂になります。これが雄花で、花粉を出すところです。茎の途中に付くもじゃもじゃしたものが雌花です。受粉が成功すると、この場所が「とうもろこし」になります。
とうもろこしは虫の力に頼らず自然の風の力のみで受粉を行う野菜です。菜園などたくさんのとうもろこしが栽培されていればともかく、プランター栽培の場合せいぜい2~3株なので、人工授粉を施すと確実です。
人工授粉の方法
人工授粉の方法はいたって簡単です。雄花を切り取って、雌花のもじゃもじゃの部分(絹糸-けんし)に付けるだけ。うまく受粉ができると、やがて絹糸が茶色くなります。
とうもろこし栽培6:収穫について
収穫時期の見極め
7月ごろになると見た目もすっかりとうもろこしらしくなっています。収穫のベストな時期は絹糸の色で見極めます。白っぽかった絹糸の色が茶色くなってきたら収穫のサインです。少しだけ葉を向いて、中身が黄色くなっていればOKです。
採りたてを食べよう!
とうもろこしは採りたてが一番美味しく、収穫後一時間も経つと、もうすでに甘みが落ちていると言われるほど鮮度が大事です。収獲を終えたらすぐに茹でていただきましょう!
とうもろこし栽培7:病害虫について
病気よりも虫に注意
とうもろこしは、病気よりも虫の被害に遭いやすいです。注意が必要なのが、メイガ、ネキリムシ、ヨトウムシ、アブラムシ類などです。特に気を付けたいのが「アワノメイガ」という種類のメイガで、トウモロコシの中に入り込んで食害をする大敵です。葉の裏に卵がないか、雄花の様子が変でないか(アワノメイガは雄花から侵入します)チェックしましょう。
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