野菜の育て方

玉ねぎ栽培

野菜栽培-玉ねぎ

玉ねぎ栽培方法

玉ねぎ栽培
玉ねぎ_栽培カレンダー

玉ねぎ栽培について

 玉ねぎはネギ属の野菜です。土の下から収穫するので根菜類と思われがちですが、実は葉を食べる葉菜類。スーパーでも手軽に買える野菜ですが、自分で育てた玉ねぎの味は格別です。硫黄化合物と言う物質を含んでおり、食べると血液をサラサラにする効果があると言われています。栽培が長期になるのでそれなりにプランターの管理をしなければいけませんが、栽培自体はそれほど難しくないのでぜひチャレンジしてみてください。

玉ねぎ栽培のポイント

point1

生育適期を守る

品種により生育に適した時期は異なります。記載された時期を守りましょう。

point2

間引きをする

玉ねぎは株元が大きくなる野菜なので、ある程度の距離が必要になります。

point3

肥料切れに注意

栽培が長期になる野菜なので、肥料切れに注意。タイミングにもポイントがあります。

栽培適期を守ろう

 同じ野菜でも種まきや植え付けの時期は品種によって若干異なることが多いです。早すぎると収穫する前に「とう立ち」しやすくなりますし、遅すぎると冬の寒さで枯れてしまうこともあります。記載されている時期を守って栽培するようにしましょう。

間引きをする

 玉ねぎは大きくなった株元を収穫する野菜なので、ある程度株と株の距離を開ける必要があります。そのため、最初に芽が出たときから間引きを行っていく必要があります。

長期栽培には肥料が必須

 玉ねぎは9月に種を蒔いて、翌5月に収穫をする野菜です。栽培期間が長いタイプなので、適度に肥料を与える必要があります。適量を適切な時期に与えるようにしましょう。

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玉ねぎ栽培1:栽培の準備と種まき


玉ねぎ栽培_用意するもの

用意するもの

  • 玉ねぎの種
  • プランター(幅65cm~80cm程度)
  • 鉢底石
  • 野菜用の培養土(元肥入り)
  • 化学肥料(追肥用)

STEP1:プランターの用意をする

 玉ねぎは種まきからプランターに直接行うことができます。まずはプランター選びあですが、サイズは横幅65cm~80cmほどのものがおすすめ。最終的に株間に必要な距離が10cm程度なので小さいものは避けます。
 プランターを決めたら底に鉢底石を敷き詰めて水はけを良くし、土をプランターの上側3cm分ほど残して入れていきます。土はホームセンターなどに売っている肥料入りの野菜用の培養土を使用すると自分であれこれ配合する手間が省けて楽です。

STEP2:種まき

 プランターの下準備ができたらさっそく種を蒔きましょう。プランターで育てる場合「すじまき」で蒔きます。土に指で深さ1cmほどの溝を2本引き、そこに種を1cm間隔で置いていきます。溝と溝の間は10cmくらい開けるようにしてください。まき終えたら種を隠すくらいに覆土し、水をやります。その後、発芽するまでは土が乾かないくらいの頻度で水をやります。

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玉ねぎ栽培2:間引き

芽が揃ったら間引く

 発芽後、芽が10cm弱くらいに成長し芽同士が混み合うようになったら、株間が3cmくらいになるように一回目の間引きをしましょう。その後も葉が混んできたら適度に間引くようにしてください。

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玉ねぎ栽培3:日光・水やり・肥料

玉ねぎ_栽培のポイント

日当たりの良い場所を好む

 玉ねぎは日当たりの良い場所を好みます。できるだけ日当たりのよい場所で管理して玉を大きく成長させましょう!

水やりは土が乾いたら

 発芽までの水やりでは土が乾かないように水やりをする必要がありますが、その後は土が乾いたらたっぷりと水をやるようにします。一日に何度も小分けで与えるのではなく、一度にたっぷり与えるのがコツです。水の与えすぎは禁物で、根腐れを起こす原因になります。冬は特に水分を過剰に与えがちになるので注意。冬の場合、日が出ていてなるべく暖かい時間帯に与えるようにします。

長期栽培のため追肥は必須

 玉ねぎの栽培は長期になるので、定期的に追肥を行いましょう。頻度は大体2週間に一度くらい。株に直接触れないようにパラパラと化学肥料をまきます。化学肥料を与える量は土1ℓに対し1gくらいが適量です。

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玉ねぎ栽培4:植え替え

成長してきたら一部を植え替え!

 種まきから2か月ほど経ち、背丈が25cmくらいになった頃、ようやく玉ねぎをならせるための苗が完成します。この時期に最後の間引きをして株間を10cmに整えます。このときに引き抜いた苗は他のプランターに植え替えることでそのまま生育を続けることができます。(ただし生育が良い物のみ!)もうひとつ同じようにプランターを用意して、より多くの収獲を楽しみましょう。 玉ねぎ_間引き

植え替えのコツ

 間引いた苗を移植するときは深く埋めないように気を付けます。深さは3cm程度でOK。株元にある葉の分かれ目部分が土から出ている状態で植えてください。

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玉ねぎ栽培5:収穫について

収穫前の最後の追肥

 春からは玉がどんどん成長していきます。3月上旬に一度追肥を行いましょう。それが最後の追肥になります。ここから先は肥料を与えすぎると玉が腐る原因になるため、与えないようにします。

玉が著しく成長し、収穫へ

3月半ばごろには葉が分厚くなり、5月ごろには根本が大きくなって収穫期を迎えます。緑色の茎葉が倒れたら収穫の合図です。株元を持って引き抜きましょう。

玉ねぎの保存について

玉ねぎを収穫したら、日陰で風通しのよい場所で乾かしましょう。束ねて日陰に吊るす方法でもOKです。表面を乾燥させることで、玉ねぎが腐敗するまでの時間を遅らせることができます。

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玉ねぎ栽培6:病害虫について

 冬の間は病害虫が少ないのでそれほど心配がいりません。冬の間は乾燥や水の与えすぎに気を付けましょう。また、寒さで下の方の葉が枯れることがあるので、その場合は衛生面を考えて取り除くようにしてください。冬を越して暖かくなってくると徐々に虫も発生しやすくなります。気を付けたいのがアブラムシ、ハモグリバエ、アザミウマなどの吸汁性害虫で、これらの虫は病気のウイルスを媒介する可能性があるので対策をしっかり行うようにしましょう。

玉ねぎの害虫駆除
  • アブラムシ
  • …群れになり植物の汁を吸う。モザイク病など病気のウイルスを持ち込むこともある。
  • ハモグリバエ
  • …幼虫が葉の内部を食べ進み、食害された葉には独特な跡が付きます。
  • アザミウマ
  • …細長い体をした群れるタイプの害虫。スリップスと言う別名がある。実に細かい傷が付きます。

 上記のような害虫を予防するために、防虫ネットや寒冷紗で覆って物理的に虫を寄せ付けないようにしたり、黄色粘着シートで寄ってきた虫を捕まえたりするなどの対策を取っておくことをおすすめします。

枝豆についたカメムシ カメムシ捕獲

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