野菜の育て方
にんにくの育て方
にんにくの育て方
にんにくの育て方のご紹介です!
にんにくの育て方 メニュー
にんにくの育て方について
にんにくはネギ科の野菜です。特有の香りが特徴で食卓でもおなじみのにんにく。ほぼ株全体を食べる事ができ、球根は香辛料として使われることも多いです。栽培期間は長いですが、秋に植え付け、春には葉と芽を収穫、夏に球根を収穫と、収穫の期間を長く楽しめるのも特徴です。また基本的に虫が付きづらく病気もしにくいので、期間の割に管理が難しくないのも特徴です。
にんにくの育て方のポイント
植え付け時期が大事
にんにくの植え付けは早くても遅くてもダメ!植え付け時期を守っておいしいにんにくを作りましょう
わき芽の処理
栄養を球根部分に集中させるため、わき芽は取り除きます。わき芽を放置しないようにしましょう。
肥料を与える
球根部分を太らせるため追肥は必須。収穫までに適度に肥料を与えていきましょう。
植え付けの時期を守る
にんにくの栽培適温は10~22℃と、冷涼な季節を好みます。そのため、まだ日差しが強く気温の高いうちに植えてしまうと発芽しないまま腐ってしまうこともあります。植え付けは品種ごとに定められたものを守り、十分に涼しくなった頃を選んで行うのがコツです。
わき芽の処理
養分を集中させたいので、わき芽摘みが必要です。芽が出てしばらく経ったら、育てる苗を一本ずつに絞りましょう。
肥料を使用する
栽培が長期にわたるので、土に元々入っている肥料だけでは球根の部分が大きく育ちません。生育を良くするために時期を見て化学肥料を使用しましょう。
にんにくの育て方1:栽培の準備と植え付け
用意するもの
- にんにくの種球(しゅきゅう)
- プランター(幅60cm程度、深さ15cm~)
- 鉢底石
- 野菜用の培養土(元肥入り)
- 緩効性の化学肥料(追肥用)
STEP1:種球を用意する
にんにくは種を植えるのではなく、種球を一片一片ばらばらにして土に埋める形で育てます。9月ごろになると園芸店ににんにくの種球が並ぶのでそれを利用しましょう。できるだけ大きく張りがあり、色が均一で元気そうなものを選ぶようにしましょう。植え付ける際はひと塊になっている種球をバラバラにします。一片ごとの外側の皮は剥かないでください。
STEP2:プランターの準備をする
次にプランター選びについてです。にんにくはあまりプランターを選びません。深さが15cm以上の物、株間が10cmほど開けられるものであれば10号くらいの植木鉢(直径30cm)でも育てることができます。選んだプランターの底に鉢底石を敷き詰め水はけを良くしたら、プランターの上側3cmを残す程度に土を入れましょう。土は市販の、元肥入りの野菜用の培養土を使用すると、自分であれこれ配合する必要がないので簡単です。
STEP3:植え付ける
プランターの準備ができたらさっそく植え付けていきましょう。芽の出る側(尖った方)を上にして、10cm間隔で置いていきます。上下が逆だと発芽ができないので注意。横幅60cmのプランターであれば4つほど植えることができます。
深さが大体5~6cmくらいになるように土を被せ、軽く手で押さえたらプランターの底から勢いよく水が出るくらいたっぷりと水をあげます。発芽するまでは半日陰で管理してください。土を乾かさないように水をやっていれば14日前後くらいで発芽します。
にんにくの育て方2:わき芽とり
大きく収穫するためにわき芽を取る
一つの欠片からしばしば2本以上芽が出ることがあります。そういう場合は、芽の背丈が10~15cmくらいになったときに生育のよい物一本だけ残し、残りの芽は摘み取ってしまいましょう。そのままにしておくと養分の行き先がばらけて根球が大きく育たなくなってしまいます。
にんにくの育て方3:日光・水やり・肥料
半日陰でOK
にんにくは適度な日光が必要です。昼間は日が当たり、夕方から陰るような半日陰の場所を選びましょう。
水やりは土が乾いたら
少し乾燥気味に育てるのがコツ。水やりは土が乾いたときにやる程度にしましょう。
追肥は重要なポイント
追肥は根をしっかり太らせるために必要です。収穫までに二度施します。一度目の追肥は定植後1か月の10月半ば~11月下旬ごろに。二度目は2月半ば~3月半ばごろに行います。いずれも緩効性の固形タイプの化学肥料をパラパラと株周りにまきましょう。肥料を与えすぎると根腐れを起こし食べられなくなってしまうので注意しましょう。この時に摘み取ったわき芽は食べられるのでぜひ利用してみてください。
にんにくの育て方4:とう立ちについて
つぼみは取る!
にんにくは春になると花茎と言う花を咲かせるための茎を伸ばし始めます。この現象が起きると食用部分が固くなったりして味が落ち、収穫に影響が出ます。そのため、野菜栽培においてはとう立ちをしたらつぼみのうちに取り除くのが基本です。
にんにくの育て方5:収穫について
まずは葉の収穫を楽しむ
ひと苗につき葉が5~6枚くらいになったら葉の収穫どきです。根本3cmくらいを残して刈り取ってしまいましょう。収穫した葉ニンニクは炒めもの、スープ、餃子などに使用するのがオススメ!いつもの料理に風味をプラスすることができます。
梅雨前に球部分を収穫
球根の収穫は、茎や葉が枯れて半分くらい黄変してきた頃がちょうど良い頃合いです。苗ごと引き抜き、根を切って一束にまとめて、日陰の風通しのよい場所でカラカラになるまで乾燥させて利用しましょう。
にんにくの育て方6:害虫について
アブラムシやアザミウマに注意
にんにくにはアブラムシやアザミウマが付きやすいです。栽培期間が長いので、暖かくなったら特に葉のチェックなどを行うようにしましょう。
- アブラムシ …群れになり植物の汁を吸う。病気のウイルスを持ち込むこともある。
- アザミウマ …細長い体をした群れるタイプの害虫。スリップスと言う別名がある。
- ハモグリバエ …幼虫が葉に潜って食害し、葉に模様を付ける。通称エカキムシとも呼ばれる。
- ネギコガ …ネギ属の植物だけ食べる幼虫。葉の内側から表面を残して食害する。
害虫被害に遭わないために
にんにくを害虫から守るためには、プランターに寄せ付けないのが一番。繁殖させてしまうと被害が甚大になるため、事前に対策を行いましょう。元気のない葉や枯れ葉は放置せず処理し、苗の風通しを良くして、虫の好む風通しの悪い環境を作らないことも大切です。
薬剤を使わず寒冷紗や不織布をかぶせるという方法もあります。目の細かい布をかぶせて虫の侵入を物理的に防ぐ予防グッズです。
また、羽の付いたアブラムシやアザミウマ、ハモグリバエなどの虫は黄色い色に誘引される習性を持っているため、これを活かした「黄色粘着シート」というトラップを設置しておくと、飛来した虫を粘着シートにくっつけてくれるのでオススメです。予防にも駆除にも使えます。
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