園芸害虫駆除ガイド

ネキリムシ駆除

ネキリムシの駆除

植物に大きな被害をもたらす蛾の幼虫ネキリムシ。ネキリムシの生態や駆除の方法、予防方法などを知っておき、一生懸命育てた作物が被害に遭わないように気を付けましょう！

ネキリムシ駆除１.生態
ネキリムシ駆除２.被害と症状
ネキリムシ駆除３.予防方法
ネキリムシ駆除４.駆除方法

こんな症状、ネキリムシのせいかも!?

1.茎が根本から折れている、切れている

茎の食べ方が特徴的なのでネキリムシとわかりやすいです。

2.葉に穴が開いている

茎以外に、若いネキリムシは葉も食害の対象です。

3.被害にあっても周囲に虫の姿が確認できない

ネキリムシは夜行性なので、昼間に姿を見つけるのが難しいと言われています。

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ネキリムシ駆除と対策１.生態

ネキリムシとは

ネキリムシというのは総称です。数多くある蛾の幼虫のうち、茎の根本の方を食害し、最終的に噛み切ってしまう種類のことをこう呼んでいます。自宅での野菜栽培やガーデニングの中ではカブラヤガ、タマナヤガの幼虫の被害が目立ちます。成長するにつれ灰色がかった褐色に変化するものが多く、素手で触れると丸くなります。大きさは最終的に4cmほどの大きさにまで成長します。

ネキリムシの発生時期

ネキリムシは真夏を除いた5～11月ごろに活動します。成虫の蛾が植物に飛来し葉に卵を産み付けそれが孵化すると、孵化したての幼虫は葉を食べ始めます。幼虫が卵から孵ってまだ間もないこの時点では食害痕もまだ目立たたないので、食害を受けていることに気づけないこともあります。

しかし、ネキリムシが本当に恐ろしいのは幼虫が少し成長し老齢幼虫になってから。大きくなった幼虫は昼間は土に潜り、夜の間に食べる夜行性の行動を取るようになります。夜間に食害を繰り返すことで植物に甚大なダメージを与えます。

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ネキリムシ駆除２.被害と症状

一番気を付けたいのは「茎」

ネキリムシによる最大の被害は茎がポッキリ折れてしまうことです。茎は植物にとっての血管となる場所なので、折れると養分が行き渡らなくなり枯れてしまいます。特に発芽直後や植え付けたばかりの若い苗などを好むので注意が必要です。

まれに、切れた茎がを土にささった状態で食害されていることがあります。これはネキリムシが土の中に茎を持っていこうとした跡です。