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コモンセージの育て方

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セージ_育て方

丈夫で簡単「コモンセージ」の育て方

セージは代表的なハーブのひとつで、たくさんの品種があります。このページではその中でも最もスタンダードな「コモンセージ」の育て方について紹介していきます。 コモンセージ_栽培カレンダー

コモンセージの育て方 メニュー

  1. 育て方1「どんな植物?」…まずはセージの特徴や効果を知ろう
  2. 育て方2「植え付け」…実際に苗から育ててみよう
  3. 育て方3「日当たり、水やり、肥料」…コモンセージの日々のお世話の仕方
  4. 育て方4「苗を増やしてみよう」…たくさん収獲するための挿し木をする
  5. 育て方5「コモンセージの害虫、病気」…コモンセージがかかりやすい病気と害虫
  6. 育て方6「収穫と保存方法」…いよいよ収穫。収穫のタイミングと保存の仕方
  7. 育て方7「活用方法」…収穫したコモンセージのいろいろな使い道

コモンセージの育て方1:どんな植物?

コモンセージの特徴

 コモンセージはシソ科のハーブで、昔から不老不死の薬草として世界中で使用されてきました。よくプランター栽培されている「サルビア」と同じサルビア属で、セージの事を和名で「薬用サルビア」と呼んだりもします。清涼感のあるさわやかな香りが強く、現代では料理の匂い消しやハーブティーなどに使用されることが多いハーブです。

効果、作用

 抗菌効果が強く、昔は歯磨きとして葉を噛んだ習慣があったと言います。また抗酸化力に優れています。身体の酸化=老化。コモンセージはこの強い抗酸化力によって「不老不死の薬草」と言われ続けてきました。

コモンセージの栽培適期

 コモンセージはとてもたくましく育つ植物です。多年草なので、一度植え付ければその後の年も収穫を楽しむことができます。セージ自体耐寒性に優れているハーブですが、中でもコモンセージは特に強く、マイナス15度くらいまでは元気に育てることができます。

コモンセージの育て方2:植え付け

コモンセージ_用意するもの

用意するもの

  1. コモンセージの苗
  2. 鉢底石
  3. 植木鉢 5号以上(直径15cm以上)
  4. 市販の培養土
  5. 液体肥料

鉢の準備

 まずは苗の家となる植木鉢の準備をします。鉢の大きさは5号くらいの物にひと苗を植えるようにします。プランターに複数植える場合は株間が40cmくらい開けられるものを選んでください。まずは用意した鉢の底に鉢底石を敷き、その上に園芸店などで売っているハーブの培養土を入れましょう。これで下準備は完了です。

植え付け

 苗は葉の色が良く、がっしりしたものを選びましょう。植木鉢の準備ができたら苗を植え付けます。植え付けを行ったあとは、鉢底から水が勢いよく流れるくらいにたっぷりと水をやり、日陰に数日間置いた後、日のよく当たる場所に移します。

コモンセージの育て方3:日当たり、水やり、肥料

コモンセージ_育て方のポイント

日当たり

 日当たりの良い場所を好みます。高温多湿が苦手なので風通しのよい状態を保つようにしましょう。真夏は半日陰くらいがちょうど良いです。寒さに強いですが霜に弱いので注意が必要です。

水やり

 多湿が苦手なので、少し乾燥気味くらいの方がよく育ちます。水のやりすぎや雨水の当たりすぎに注意し、土が乾いたときにだけジョウロでたっぷりやるようにしましょう。庭植えの場合は雨水だけで十分たくましく育ちます。

肥料

 肥料がなくても育ちますが、収穫して使用する場合は適度に与えたほうが香りが良くなります。2週間に一度くらいのペースで液肥を与えるようにしましょう。ただし冬は成長が活発でないので与えないようにします。

コモンセージの育て方4:苗を増やしてみよう

挿し木で苗を増やす

 コモンセージは一度栽培に成功すればどんどん数を増やすことができます。挿し木という方法が一般的で、やり方としては、新芽を付けた枝を10cmくらいにカットし、1時間ほど水に付けた後、土に挿しておくだけ。こうすることで枝から根を出し、新たな苗として成長させることができます。

コモンセージの育て方5:セージの害虫、病気

ハダニ

 コモンセージは香りが強いハーブなので、滅多なことでは虫が付きませんが、まれに春ごろにハダニが付くことがあります。ハダニは吸汁性の害虫で、被害を受け続けると葉が白い点々のカスリ状になり、生育が阻害されます。ハダニを発見したら霧吹きの水で飛ばすなど、大量に繁殖する前に駆除できるようにしましょう。

コモンセージの育て方6:収穫と保存方法

収獲できる場所と時期

 コモンセージは葉、茎、花、すべてに香り成分が含まれているので、植物全体を収穫することができます。背丈が30cmくらいになったら、必要な分を若い葉から収穫していきましょう。花を咲かせるのは5~6月で、紫色または白色をしています。

花は乾燥保存をしよう

 コモンセージが花を咲かせたら、ぜひ乾燥保存をしましょう。香りが強いので、ポプリやサシェづくりにおすすめです。⇒ドライフラワーの作り方ポプリの作り方

コモンセージの育て方7:コモンセージの活用方法

料理の匂い消し、香りづけに

 肉や魚料理の匂い消しとして使用することができます。また消化を助ける作用があるとされており、油っこい料理には特におすすめです。

ハーブティーに

 風邪気味のときに飲むと予防にもなり、独特の清涼感で喉をすっきりさせてくれます。また、リラックス効果もあるので眠る前に飲むのもおすすめです。ティーポットにセージを入れお湯を注ぎ蒸らすだけで手軽に作れます。

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