野菜の育て方
じゃがいもの育て方
じゃがいもの育て方
どんな料理にも使える万能野菜じゃがいもの育て方を詳しくご紹介していきます。
じゃがいもの育て方 メニュー
じゃがいも栽培のすすめ
じゃがいもは芋類の中でも、比較的短期間で簡単に育てられる野菜とされています。収穫できるのは植え付けからおよそ3か月後。春と夏に植え付け時期がやってきます。暑さに弱いため、比較的簡単なのは夏より春と言われています。おいしいじゃがいもを家庭で作ってみませんか?育て方のポイントは芽をかくことと土寄せです。
おいしいじゃがいもの育て方のポイント
種イモ選びは慎重に
じゃがいもは芋類なので、種イモと呼ぶ芋をそのまま地面に植え付けるかたち。種イモ選びが重要です。
芽かきをする!
よくばって芽を増やすと収穫時ひとつひとつの芋が小さくなります。適度な芽の多さに整えましょう。
土寄せを行う!
じゃがいもは地下茎。しっかり育てるために土寄せを必ず行います。
種イモとなるじゃがいも選び
じゃがいもを育てるためには、種イモとなる芋を土に植えて芽を出させます。この時にどのような種イモを使用するかでもその後の収穫に大きく関わってきます。 →参照:ジャガイモの育て方1
芽かきをして質のいいじゃがいもに
じゃがいもの芽が成長してくるとその分芽もたくさん出てきます。大きなじゃがいもを育てたい場合、芽かきを行って栄養が届きやすいようにしてあげましょう。芽を増やしすぎると、確かに量が増えますが小ぶりなじゃがいもに育ってしまいます。
土寄せで頑丈なじゃがいもに育てる
じゃがいもは「地下茎(ちかけい)」と言われ、茎の部分を食べる野菜です。この性質を持つ植物は文字通り土の中で茎がどんどん伸びて成長します。地面に出たまま育てているとじゃがいもが緑色になってしまうため、根がなるべく地上に出てこないようにしてあげることが重要です。
じゃがいもの育て方1:じゃがいも栽培の準備と植え方
用意するもの
- 種イモ
- プランター(深さ30cm以上、横幅65cmより大きいもの)
- 鉢底石
- 野菜栽培用の培養土
- 肥料
- ケイ酸白土
STEP1:種イモを選び、植える準備をする
まずはじゃがいもの種イモを選びます。その後の収穫量なども変わってきますので、選ぶ際のポイントをチェックしておきましょう。園芸店で購入する際に気を付けるポイントとして、「皮にハリがあること」、「種の芽が一か所に偏っていないこと」が挙げられます。皮にハリがあるものは元気のある証拠です。また、芽が一か所に集中しているものは、成長したときに混み合ってしまうので種イモに向きません。
また、必ず園芸店などで売っている種イモ用のものを使うようにしましょう。スーパーで売っている食用のじゃがいもにはウイルスがいてうまく育たない可能性があります。種イモ用のじゃがいもはウイルス処理がきちんとされているので安心です。
種イモを選んだら植え付ける準備を行います。ある程度芽が出ている方が生育が簡単なので、発芽してから植え付けるようにします。芽が出たらちょうどいい大きさにカットしていきます。ひと欠片60~80gくらいの大きさがベストです。切ったら表面にケイ酸白土を塗り湿った面をなくします。湿ったまま埋めると、腐敗してしまう可能性があります。
STEP2:苗を植え付ける準備をする
じゃがいもをたくさん収穫するためには深いプランターを選ぶのがコツです。土をたくさん使用する野菜なので浅型のプランターは避けましょう。プランターを決めたら鉢の底に鉢底石を敷き詰めます。鉢底石は、土と鉢の間にひとつ層を設けて水はけを良くする目的があります。
鉢底石を敷いたら野菜用培養土を入れていきます。土はホームセンターや園芸店で売られています。最近はじゃがいも専用の土も売っているのでそれを選ぶと肥料の割合などを気にする必要がなく確実です。この時プランターに入れる土の量はプランターの半分ほど。後々「土寄せ」と言う土を追加する作業を行うので、少な目に入れておきます。
土を入れたら、用意した種イモの大きさの2倍くらいの深さまで土を掘り、そこに種イモを置きます。切断面が下向きになるようにしましょう。その後土を被せ、たっぷり水をやりましょう。
じゃがいもの育て方2:日光・水やり
苗の置き場所
じゃがいもは日なた~半日陰くらいの場所を好みます。日光が十分に当たる、風通しのよい場所に置きましょう。
水やり
じゃがいもは水を頻繁にやらなくても育つ野菜です。特に土の上に芽が出るまでは、植え付けの直後にやった水分で育つことができます。苗がしっかりしてきたら乾燥気味に育てるのがじゃがいもの育て方のコツです。土を触って乾いていたらその都度たっぷり水をあげるようにしてください。水のやりすぎは土中のじゃがいもを腐らせてしまうことがあるので気を付けましょう。
じゃがいもの育て方3:芽かきをする
芽かきをして大きなじゃがいもを育てよう
芽が10cmくらいに成長してきたら芽かきを行います。ひとつの種イモからは数本の芽が出てきますが、種イモひとつにつき2本に減らすという作業です。この作業をすることでじゃがいも一つあたりに行く栄養が増えるため、より大きく丈夫なじゃがいもを収穫できるようになります。元気な芽2本を押さえ、抜く芽を引っこ抜きます。このときにじゃがいもの苗を傷つけないように注意してください。
じゃがいもの育て方4:追肥と土寄せ
芽かきをしたら肥料を追加する
芽かきを行い、ひと株あたりの芽の本数を2本にしたら、化学肥料10gほどを株元に撒きます。この時、苗に直接肥料が付かないようにしてください。肥料に触れてしまうと、肥料焼けを起こす可能性があるので注意してください。
土寄せを行いじゃがいもを覆う
肥料を与えた後は、10cm分ほど土を追加します。じゃがいもが育つ過程で土の上に出てきてしまうと、緑色に育ってしまいます。緑化したじゃがいもは「ソラニン」と言う有害成分を含むので食べるのを控えましょう。
追肥&土寄せを2週間後にもう一度
一度目の追肥と土寄せを行ってから大体2週間くらい経ったら、再度この作業を行います。2度目土寄せはたっぷり行うと、じゃがいもが水分を吸いすぎるのを防ぐことができます。
じゃがいもの育て方5:収穫
じゃがいもの収穫にベストなタイミング
じゃがいもの花が咲き終わり、葉や茎が黄色くなりはじめたころが収穫のタイミングです。じゃがいもが水分を含んだ雨の日などは傷つきやすいので、晴れが何日か続いた日に行うようにしてください。
連作障害に注意!
じゃがいもはナス科の野菜です。ナス科の植物は、連続して同じ土で同じ植物を育てると病害虫が発生しやすくなるという特徴があります。じゃがいもの場合、次にまたナス科の植物を育てられるようになるまで2~3年ほどかかると言われています。じゃがいもを育てた土は処分するか、ナス科以外の植物に使用しましょう。
じゃがいもの育て方6:害虫について
葉に害虫が付くと生育が悪くなりますが、根に付いた場合、収穫に直接ダメージを与えます。アブラムシやタネバエの飛来に気を付けるほか、土壌の管理にも気を付けてあげましょう。
アブラムシ
群れになって植物の汁を吸うタイプの害虫です。種類を選ばずどんな植物にも出現しやすい害虫です。よそから病気を持ち込んだりもします。
タネバエ
成虫が飛来して土に卵を産み付けます。幼虫は種や根を好んで食べてしまいます。未熟堆肥を使用を控えましょう。
テントウムシダマシ
テントウムシのような姿をしていますが、テントウムシと違い葉を食べてしまいます。ナス科が好物なのでじゃがいもは要注意。
センチュウ
土壌に存在する、目に見えないくらい小さい糸状の虫です。発生してからの駆除は難しく、事前の予防が大切。
上記のような害虫を予防するために、防虫ネットや寒冷紗で覆って物理的に虫を寄せ付けないようにしたり、黄色粘着シートで寄ってきた虫を捕まえたりするなどの対策を取っておくことをおすすめします。
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