園芸害虫駆除ガイド
ハダニ駆除
ハダニ駆除と対策
0.5mmほどの赤や黄緑色をしたダニ。園芸害虫の中でもアブラムシと並んでポピュラーで、多くの植物を吸汁します。前もって対策をして万一被害を受けても被害を最小限で抑えられるようにしておきましょう!
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1.葉の緑色が抜けて、白っぽくor黄色くなっている
葉の裏の汁を吸われるため、葉が生育不良や変色を起こします。
2.葉に針金でつついたような白い斑点が出ている
ハダニの量が増えてくると、葉が白くカスリ状になり目立つようになります。
3.葉や茎に糸のようなものがついている
ハダニはクモに近い虫なので、糸を吐き出します。葉や茎に絡まっていることも。
ハダニ駆除と対策1.-生態
ハダニの外見と種類
ハダニは0.5mm~1mmのゴマ粒大で一匹あたりの大きさが小さいダニです。赤いダニと思われていることが多いですが、実は黄緑色のハダニも存在しています。種類によて色の違いがありますが、葉についているときに肉眼でわかりやすいことからか「赤ダニ」という通称名を持っています。数が少ないうちは大した被害がありませんが、繁殖し数が増えてくると葉を枯らすこともあるので注意が必要です。
ハダニの発生時期と繁殖
ハダニは、3~10月ごろの暖かく乾燥した時期を好みます。特に6~9月ごろの夏季の活動が活発で、最盛期には約10日間ほどで卵から成虫になります。
ハダニ駆除と対策2.被害と症状
ハダニが景観を損ねる
ハダニが葉の裏に寄生して吸汁を行うと、そのうち葉に吸汁跡の白い傷のようなものが付くようになります。さらに被害が進むと葉の色も悪くなり、植物の見た目に影響します。またハダニはクモに近い生き物なので、クモと同じように糸を吐きます。その糸が茎や葉に絡むこともあります。
植物の生育が悪くなる
ハダニの数が多くなると、葉の裏だけでなく表側も吸汁するようになります。そのまま葉が被害を受け続けた結果、やがて葉が落ち、植物が枯れてしまうこともありまるので、こうなるまえに適切な処理が必要です。
ハダニ駆除と対策3.予防方法
ハダニは、卵から成虫になるまでのサイクルが約10日間と非常に短い害虫です。そのため、繁殖する前にできるだけ対策をしっかりしておくことが大切です。
密植を避け、風通しを良く保つ
苗と苗の距離が近く風通しが悪くなると、ハダニに限らずさまざまな病害虫発生の元になります。そのため植え付けは、苗の成長後を考慮した上で行う必要があります。また、成長するにつれて葉が混み合う場合は、適度に剪定するようにしましょう。この作業だけでも病害虫発生のリスクがぐっと下がります。
周囲の雑草を刈る
ハダニはほぼどんな植物でも食害します。そのため、周りの植物の環境によっても発生の確率が左右されます。まずは周囲の雑草を刈り、大量のハダニが移動してこないように対策をしましょう。
葉水=ハダニ予防
ハダニは身体が小さく、すぐに水に流れてくれます。たまに葉の裏に霧吹きで水をかけてあげましょう。こうすることで、 もしすでにハダニがいても流すことができますし、葉が潤うことでほかの害虫も防ぐことができます。特にベランダでの栽培は雨に当たらないためハダニが発生しやすいです。葉水をこまめに行いましょう。
ハダニ駆除と対策4.駆除方法
予防をしてもハダニが発生してしまった場合は、駆除方法として下記のようなものがあります。
葉水でハダニを流し落とす
ハダニは水に弱く、発生している場所に霧吹きなどで水をかければある程度洗い流して駆除ことができます。大繁殖する前にこまめに葉水をするようにしましょう。葉を乾燥させないことも害虫を発生させないポイントです。
薬剤を使う
やむを得ず薬剤を使用する場合の注意点として、ハダニは世代交代がとても早い害虫なので、同じ薬剤をずっと使用しているとだんだん効果がなくなってきます。そのため、ハダニ用の薬剤をローテーションで使用して駆除することをおすすめします。
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