ポタジェガーデン
ミントの育て方
ミントの育て方
初心者でも育てやすいハーブ「ミント」の育て方について
「おしゃれな庭」にするためには、植物の存在が欠かせません。ポタジェのように景観も収穫もできるお庭にする場合、両方兼ね備えたハーブの栽培がおすすめです。中でもミントは丈夫で非常に生育が良く、育て方が簡単なのでポタジェやガーデニングが初めての方でも気軽に栽培できるハーブの一種です。そんなミントの育て方を詳しくご紹介します。
ミントは地植えをすると根をどんどん広げて繁殖しすぎてしまうため、鉢やプランターで育てるようにしましょう!
ミントの育て方 メニュー
- ミントの育て方1-ミントってどんな植物?…ミントの特徴や注意点のチェック
- ミントの育て方2-苗選びと植え付け…収穫のためには苗選びからこだわろう
- ミントの育て方3-日当たり、水やり、肥料…ミントの日々のお世話の仕方
- ミントの育て方4-ミントに付く害虫、かかる病気…生育を邪魔する害虫について
- ミントの育て方5-摘心と切戻し…質の良いミントのポイント
- ミントの育て方6-収穫と保存方法…いよいよ収穫。保存の仕方を知っておこう
- ミントの育て方7-活用方法…収穫したミントにはこんな使い道が
ミントの育て方1:ミントってどんな植物?
ミントは、シソ科ハッカ属の植物で、世界に25種ほど分布しています。日本ではハッカなどが有名ですね。非常に繁殖しやすいため、枯らすのが難しい植物とさえ言われることもあるハーブです。
ミントの繁殖力の秘密は「地下茎(ちかけい)」で、土の中に茎を持っており、地中でどんどん成長を進めるところにあります。プランターのように土の量が決まっている場所なら安心ですが、地植えの場合はどこまでも育ち、庭いっぱいミントだらけになってしまったり、出張ってほかの植物の成長を邪魔したりと困ったことも起こるので注意が必要です。プランターで育てる場合でも、ほかの植物との寄せ植えは避けましょう。
ミントは真夏と真冬を避ければほぼ一年中植え付けのできるハーブです。屋外で収穫できるのは大体5~10月ですが、室内で温度を調整してやれば真冬でも収穫することができます。
収穫したハーブは食材やポプリなど様々な用途に使用できます。ミントも同様で、乾燥保存すると長く香りを楽しむことができます。
ミントの育て方2:苗選びと植え付け
数あるハーブの中でもミントは育てやすいので、苗選びもそれほど慎重になる必要はありません。その上で最低限気を付けたい項目は以下の通りです。
葉の状態がきれい
ミントを買うなら、育てる前にまず葉をチェックしましょう。きれいな緑色をしていれば健康なミントです。色が薄い、白っぽいものは避けましょう。また、虫食いがないか、斑点などがないかも大事なチェックポイントです。
茎がしっかりしている
ミントに限らず植物の茎の状態は植物の育ちに大きく関わる部分です。茎が太くどっしりした物を選びましょう。ヒョロっとして細長い印象の茎のミントは、現時点で十分な栄養を保てずにうまく育たない可能性があります。
根をしっかり張っているか
なるべくしっかりと土に根を張っているものを選びます。軽くポットを揺らしたときグラグラしないかチェックを。
良い苗を選んだらいよいよ植え付けです。初めての場合、地植えだと栽培のコントロールが難しいのでプランターに植えるようにします。また、ミントは違う品種同士でも交配しやすいので、他の品種と一緒に植えるのは避けます。品種が混ざり合ってミント本来の香りや風味が損なわれるのを防ぐためです。
ミントの育て方3:日当たり、水やり、肥料
ミントは日当たりのよい場所を好みます。しかし強い直射日光には弱いので注意が必要です。適度に日が当たる風通しのよい場所で栽培しましょう。乾燥に弱いので土は適度に保湿力のあるものを選び、表面が乾いてきたら水を与えるようにします。肥料はあげすぎに注意して、2週間に一度くらい与えます。
ミントの育て方4:ミントに付く害虫、かかる病気
ミントは比較的害虫に強いとされていますが、葉の裏や新芽は食べられてしまうこともあります。代表的な害虫として、葉を直接食べる「ヨトウムシ」や「ナメクジ」、群れて汁を吸う「アブラムシ」や「ハダニ」などがいます。風通しの悪い場所で栽培したり、葉を乾燥させてしまうと虫が発生しやすくなります。苗の置場、葉の様子をチェックして事前の予防を心がけましょう。
ヨトウムシ(4~10月ごろ)
夜間に活動して葉を食害をしてしまう蛾の幼虫。葉脈だけを残し葉をすべて食べられてしまうこともある。夜間に活動するため昼間に見つけて駆除するのが困難。葉の裏に産み付けられた卵の状態の時に駆除するのが一番効果的。被害が大きくなってしまったら農薬の検討を。
ナメクジ(真冬を除き一年中)
ヨトウムシと同じく夜間に発生。乾燥に弱く、昼間は鉢の裏など湿気の多い場所で過ごし、暗くなると新芽などを食害する。這った後に粘液が残るので被害に気づきやすい。動きの鈍い日中に、隠れ家である鉢の底などを探して駆除を。
アブラムシ(真冬を除き一年中)
群れになり植物の汁を吸う害虫。汁を吸うだけでなく、ウイルスを媒介し病気を持ち込む恐れがあるので注意が必要。窒素を含む肥料を与えすぎると飛来しやすいので注意。黄色に誘引されるので黄色粘着シートの使用が有効。
ハダニ(5~10月ごろ)
0.5mmほどの小さいダニで葉の汁を吸う。葉に小さく白い斑点がついたりかすり状の模様ができる。大量発生させるとミントの生育が悪くなるので、少数のうちに駆除をする。
また、病気についてもミントは丈夫なのでかかりにくいとされていますが、「うどんこ病」「サビ病」などには注意が必要です。原因としては水のやりすぎ(多湿)、風通しが悪い、肥料のやりすぎなどが挙げられます。なるべく害虫の寄りつきにくい環境を作り上げて栽培してあげたいものですね。
ミントの育て方5:摘心と切戻し
ミントは非常に生育が良いので、放っておくとモサモサとどんどん伸びていきます。そのまま放っておくと苗の風通しが悪くなり害虫や病気の原因になってしまいます。せっかくの苗を台無しにしないよう、ある程度茎や葉を切り取って、さっぱりした状態を保つようにしましょう。
摘心(てきしん)
苗は順調に成長すると茎が縦に伸びていきます。この伸びた茎をあえて切り落とすと、苗が縦方向の成長を止め、横方向に成長するようになります。つまり、茎へ行く分の栄養を葉に運ばせることができます。この行為を「摘心」と言い、ミントの収穫量を増やすためにはかかせない処置となります。
切戻し
かなり苗が成長してきたら、摘心よりも大胆に茎をカットしてみましょう。摘心と同様、下から生えてくる若い芽を成長させるという目的で行います。ミントの場合成長がとても早いので、株の長さ5cmを残してすべてカットしてもOK。2週間後にはまたミントの葉がたくさん生えてきているはずです。苗の枝をリセットすることができ、質の良いミントを収穫することができます。
摘心・切戻しの際に収穫したミントの保存方法については下記の項目をご覧ください。
ミントの育て方6:収穫と保存方法
ミントの収穫は春~秋の間じゅう行うことができますが、一番香りが良いのは花が咲く直前の5~7月ごろに収穫したものです。収穫の方法は簡単で、使用したい都度にハサミでカットすればOK。また、摘心・切戻しの際にたくさん収穫した葉は、株ごと逆さに吊るしてしっかり乾燥させてドライミントにしましょう。ドライミントは密閉保存で一年ほど使用することができます。乾燥させても香りが落ちにくく、ハーブティーやハーブクラフトなどが楽しめます。
ミントの育て方7:ミントの活用方法
収穫したミントは、料理、ハーブティー、ポプリ、入浴剤としてなど様々な使い方をすることができます。 大量に収穫ができる植物なので、ぜひ色々なものを作ってみてください。
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