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レモンバームの育て方
レモンバームの育て方
レモンバームの育て方
レモンバームはシソ科の代表的なハーブのひとつで、コウスイハッカやセイヨウヤマハッカとも呼ばれます。レモンのような爽やかな香りで、料理やハーブティーに好まれます。そんな「レモンバーム」の詳しい育て方についてご紹介していきます。
レモンバームの育て方 メニュー
- 育て方1「どんな植物?」…まずはレモンバームの特徴や効果を知ろう
- 育て方2「種まき」…鉢の用意から種まきの方法まで
- 育て方3「日当たり、水やり、肥料」…レモンバームの日々のお世話の仕方
- 育て方4「苗を増やしてみよう」…挿し木をしてもっとたくさん育てよう
- 育て方5「レモンバームの害虫」…レモンバームに付きやすい害虫について
- 育て方6「収穫と保存方法」…いよいよ収穫。収穫のタイミングと保存の仕方
- 育て方7「活用方法」…収穫したレモンバームのいろいろな使い道
レモンバームの育て方1:どんな植物?
レモンバームの特徴
レモンバームはシソ科のハーブで、長寿のハーブとも言われています。レモンのようなさわやかな香りが特徴で、料理の香りづけやハーブティー、ポプリなどによく使用されます。6~7月ごろに乳白色の小さな花を咲かせます。頑丈な植物なので寒さに強く世話が簡単、一度まいたらどんどん増やすことができるので初心者でも育てやすいハーブと言えます。収穫は通年行うことができるので、ぜひ色々な使い方を試してみてください。
ミツバチとの関係
レモンバームは、その香りにミツバチが引き寄せられることから、ギリシャ語でミツバチを意味する「メリッサ」という別名も持っています。ミツバチは植物の受粉を助ける役割を持つため、その目的でコンパニオンプランツとして寄せ植えに使われることも多いです。
効果、作用
レモンバームはさまざまな効能を持つことで知られています。うつ病やストレス緩和、活性酸素を除去する効果もあると言われています。
またレモンバームは「シトラール」と呼ばれる精油成分を含んでいます。この成分を含む植物はレモンのような香りがし、抗菌効果が強いと言われています。レモングラスと言うハーブにもシトラールが含まれていて、科が違う植物なのにやはり同じようにレモンのような香りがします。
レモンバームの栽培適期
レモンバームは極端に乾燥させなければとてもたくましく育つ植物です。多年草で生育旺盛なので一度植え付ければずっと栽培を楽しむことができます。耐寒性が非常に強いのでマイナス5度くらいまでは元気に育てることができます。
レモンバームの育て方2:種まき
用意するもの
- レモンバームの種
- 鉢底石
- 植木鉢かプランター(深さ15cm以上のもの)
- 市販の培養土
- 化学肥料
鉢の準備
まずはレモンバームの家となる植木鉢かプランターの準備をします。大きさは基本的に何でもOK。ただし、深さが15cm以上あるものを選びましょう。最終的に株間は20cmくらい開けるので、理想の株数に合わせて用意すると良いかと思います。まずは用意した鉢の底に鉢底石を敷き、その上に園芸店などで売っているハーブの培養土もしくは野菜の培養土を入れましょう。これで鉢の準備は完了です。
種まき
レモンバームの種は小さく、1mmに届かないくらいの大きさです。種をばらまきでまいたらたっぷり水をやりましょう。芽が出るまでは土が乾かないようにしっかり水をやります。7~10日目ごろに芽が出てきたら、混み合った場所は適度に間引きます。成長とともに混み合ってきたら間引くようにしてください。
レモンバームの育て方3:日当たり、水やり、肥料
日当たり
日の当たる場所でも育ちますが、どちらかと言うと半日陰を好みます。夏の間に直射日光に当たると葉が焼けてしまう可能性があるので、特に夏は気を付けます。
水やり
やや湿った土を好みます。土が乾いたらたっぷりと与えるようにしましょう。特に夏は水切れを起こしやすく、葉が黄色くなってしまうことがあるので気を付けましょう。
肥料
月に一度くらい、株から離した場所に化学肥料をまくようにします。
レモンバームの育て方5:苗を増やしてみよう
挿し木で苗を増やす
レモンバームは花を咲かせればこぼれ種で勝手に新しい芽が出ることがありますが、一番確実な増やし方は挿し木を行う方法です。4~5月か10月に葉節が3つ付いた元気な茎を選び、それを10cmくらいの長さにカットして、下半分の葉を取り除いて挿し穂をつくります。それに1時間ほど水を吸わせてからポットの中の土に挿しましょう。やがて挿し穂が根を出して成長を始めます。間引いた芽を使用してもOKです。
レモンバームの育て方6:レモンバームの害虫、病気
コナジラミ
コナジラミは園芸害虫の代表的なもので、小さくて白いハエのような姿をしています。群れで発生し植物の汁を吸い被害を与えます。汁を吸うだけならまだしも、ベタベタした排泄物を出し、それにカビが生えることで「スス病」になるとがあるので注意が必要です。スス病になってしまった植物は光合成ができずに生育が悪くなります。
⇒コナジラミの駆除方法、予防法
レモンバームの育て方7:収穫と保存について
収獲できる場所と時期
レモンバームの収穫箇所は葉です。どんどん茂るのでどんどん収獲しましょう。あまり葉で混み合わせすぎると蒸れて枯れたりスス病の原因になります。6~7月ごろに咲く花は白くてかわいらしいですが、咲かせると茎や葉が固くなるので、葉の収穫を楽しみたい場合はつぼみを摘み取ってしまった方が良いでしょう。
保存方法について
レモンバームは乾燥保存することができます。ポプリやハーブソルトなど、使用できるものの幅が広がりますよ。
⇒ドライフラワーの作り方
香りは徐々に弱くなる
レモンバームは多年草なので毎年収穫することが可能ですが、若い株の方が香りが強く、年数が経つにつれどんどん弱まっていきます。3~4年に一度は植え替えを行ってあげると良いでしょう。
植え替えに適しているのは挿し木と同じ4~5月か10月ごろ。茎を地際でばっさり切り戻し、鉢から抜いて新しい用土を入れた鉢に移動させます。しっかり根付くまでは直射日光を避け、土を乾かさないようにしっかり水をやってください。
レモンバームの育て方8:レモンバームの活用方法
料理の匂い消し、香りづけに
肉や魚料理の匂い消しとして使用することができます。また消化を助ける作用があるとされており、油っこい料理には特におすすめです。
ハーブティーに
気分が落ち込んだときなどにレモンバームのハーブティーを飲むとスッキリさせてくれます。飲みやすいので、ハーブが苦手な方でもレモンバームなら飲めるという人も多いです。
ハーブオイルに
オリーブオイルにお好みのハーブを入れておくだけで簡単に作ることができます。いつもの料理をさらに美味しくしてくれます。
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