野菜の育て方
大葉(青じそ)の育て方
大葉(青じそ)の育て方
はじめての栽培にオススメの大葉(青じそ)の育て方について詳しく解説します。
大葉の育て方 メニュー
大葉(青じそ)栽培のすすめ
大葉は別名青じそとも言い、名前の通り緑色をしたシソで、さっぱりした味の葉物野菜です。大葉はビタミンAを豊富に含んでいるため、粘膜を丈夫にし、身体の抗酸化力を強化します。美容や健康にもぴったりの野菜で、さまざまな料理の食材や薬味として日本で古くから栽培されてきました。
とても育てやすく、おまけにたっぷり収穫できるので、家庭菜園やポタジェ、野菜栽培が初心者の方にもおすすめです。一度収穫し種が落ちれば、次の年からも収穫 を続けることができます。
おいしい大葉(青じそ)の育て方のポイント
半日陰で育てる!
おいしい大葉の育て方のコツのひとつは、日光の量!成長させすぎると固めの大葉になる可能性
乾燥させない!
大葉は乾燥が苦手な植物です。土が乾き始めたら水やりを忘れずに。ただしやりすぎにも気を付けて。
害虫に注意!
大葉はたくましい野菜ですが、害虫の被害に遭うことがあります。虫の発生前に対策を。
大葉は半日陰で育てよう
大葉は成長が著しい植物。直射日光が好きですが、よく育ちすぎるといざ食べるときに葉が固くなってしまう傾向があります。そのため栽培する際は日中によく日が当たり、西日が当たらないような半日陰の場所を選んで育てるようにしましょう。
葉の乾燥に気を付ける
大葉は乾燥を嫌い、乾いてくると葉がすぐにしおれます。水を切らさないよう、たっぷりとあげましょう。かと言って、乾燥していないのに水をたあげすぎると根腐れを起こします。土を触って乾いていたらその都度水をあげるようにしてください。
害虫に注意!
大葉はアブラムシ、ハダニ、アザミウマ、コナジラミ、ヨトウムシなど、害虫の被害に遭いやすい植物です。発生する前に対策を行いましょう。大量発生の前に見つけたらその都度葉水をしたりして駆除したり、黄色粘着シートを設置したり、肥料(特に窒素系)をあげすぎない等、害虫の数を増やさないようにします。
大葉(青じそ)の育て方1:大葉の種蒔き・植え付け
用意するもの
- プランター(横幅65cm程度のもの)
- 野菜栽培用の培養土
- 鉢底石
- 大葉(青じそ)の種
STEP1:下準備
プランターを手に入れたら、土を入れる前にまず鉢底石を敷きましょう。プランターの底に水が貯まって根腐れを起こさないよう、水はけを良くするのが目的です。土と水が出る穴との間にひとつ層をつくるイメージで3cmほど鉢底石を敷きます。
鉢底石を敷いたら、その上に土を入れていきましょう。この時、水が入るスペースとしてプランターの上部を5cm程度開けておくと、水をやったときに周りが土で汚れません。
STEP2:種を蒔く
下準備ができたらいよいよ種を蒔いていきます。土に指で2本の筋を引いて、そこに種を入れていきます。穴は深くなりすぎないよう、5mm程度になるようにします。
ひとつの筋につき5~10粒ほど蒔いたら少しだけ土をかぶせ、たっぷりと水を与えて、芽が出るまでは日陰に置いておきます。
種を丸一日水につけてから蒔くと発芽率が上がるので、面倒でない場合は準備しておきましょう。
STEP2:間引く
発芽し、本葉が出てくると、葉と葉が重なり合うようになってきます。せっかく発芽をしたのにかわいそうですが、放っておくとお互いが日光を遮ったり、土の栄養を奪い合ってうまく育たなかったり、風通しが悪くなって病害虫が発生したりと、生育に問題が出てくるので、間引きが必要になります。成長が遅いもの、元気のないものから抜いていきましょう。最終的にお互いの距離が15cmくらいになるよう調整してください。
苗を購入した場合:植え付け
種でなく苗を買って育てる場合は、プランターの下準備ができたらすぐに植え付けてしまって大丈夫です。鉢底石の上に土を少しだけ入れてから苗を入れ、隙間に野菜の土を入れます。
大葉(青じそ)の育て方2:置き場所・日光・水やり
苗の置き場所
種が発芽するまでは、直射日光を避けて日陰に置きます。発芽したら、日中に十分に日が当たり、また西日があまり当たらないような半日陰の場所で栽培するのがベストです。おいしくて柔らかい大葉を収穫するためには、直射日光の当てすぎに注意が必要です。
水やり
大葉は乾燥が苦手で、乾燥してくると葉がすぐにしおれ元気がなくなってしまいます。水をやる際は、プランターの底から水が出てくるくらいたっぷり水を与えましょう。時間帯は朝か夕方にします。特に夏は、昼間与えてしまうと日差しによって水温が上昇し、根腐れ起こすので注意が必要です。
また与えすぎも禁物で、土が湿っている状態で水をやりすぎると、根が酸素を取り入れられなくなって根腐れを起こしたり病害虫が発生し、最悪枯れてしまいます。
水を与えるタイミングは土を触って確かめます。乾いているようであればたっぷり与え、そうでない場合はあげなくても大丈夫です。
土は湿っているのに葉がしおれているという時は、葉に霧吹きで水をかける「葉水」を行うと、葉だけに水分補給ができるほか、葉の裏に付いた虫を取り除くこともできます。
大葉(青じそ)の育て方3:摘心
摘芯をすると大葉の収穫量がアップ
大葉に限らず、多くの野菜が茎を中心に縦に成長していきます。「摘心」とは、茎をカットしてわざと縦方向の成長を止め、横方向への成長を促すテクニックです。こうすることでより多くの大葉を収穫することができます。
やり方は簡単。苗が30cmくらいに成長したら、茎の枝分かれする部分にできている小さい目(わき芽)を残してハサミでカットするだけです。こうすることで、わき芽がどんどん成長し、葉を増やすことができます。
大葉(青じそ)の育て方4:肥料を与える
肥料を与えると長期収穫ができる
市販の野菜用の培養土にはもともと肥料が含まれていることが多く、この場合初期の段階で肥料を追加する必要はありません。種から育てる場合は本葉が6~8枚になった頃、苗からの場合植え付けをし2週間くらい経った頃に追肥を行います。根や葉が肥料に直接触れると肥料焼けを起こすことがあるので、直接触れないように気をつけましょう。また窒素を多く含むものは、与えすぎて栄養が付きすぎると害虫の餌食になる可能性があります。
大葉(青じそ)の育て方5:収穫
どんどん収穫!
摘芯を行ったあとは、わき芽から新たな茎ができて葉もどんどん増えます。茎が伸びるたびに摘芯を行えば、その都度横に伸ばして収穫量を増やすことができますが、その分土やスペースも必要になるので注意。葉同士が混み合わないよう、収穫・剪定を定期的にして風通しの良い状態を保ってあげます。収穫するときは、風通しのことを考え、茎に近い方(内側)の葉から摘んでいくようにしてください。
大葉(青じそ)の育て方6:害虫について
大葉のような葉物野菜は、葉の汁を吸うタイプの吸汁性害虫、葉をそのまま食べる食害性害虫のどちらも付きやすく、気づいたら葉が穴だらけになってしまうことも少なくありません。事前にできるだけ対策を行い、発生したらすぐに対応できるようにしておきましょう。
アブラムシ
群れになって植物の汁を吸うタイプの害虫です。種類を選ばずどんな植物にも出現しやすい害虫です。よそから病気を持ち込んだりもします。
コナジラミ
白く小さい姿をしている虫で、トマトの葉の汁などを吸ってしまいます。スス病と言う病気の原因になることも。
ハモグリバエ
幼虫は葉の中に潜り込み、食害しながら前進します。食害跡が特徴的な害虫です。別名「エカキムシ」とも呼ばれる害虫です。
アザミウマ
葉や花の汁を吸汁するタイプの害虫で、被害に遭った場所に細かい傷やシミがついてしまうのが特徴です。
上記のような害虫を予防するために、防虫ネットや寒冷紗で覆って物理的に虫を寄せ付けないようにしたり、黄色粘着シートで寄ってきた虫を捕まえたりするなどの対策を取っておくことをおすすめします。
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